映画「ハゲタカ」(hagetaka-movie.jp)を観た。実は前回天使と悪魔を観た時に予告が流れていたので興味があって公開初日に観るという柄にも無い事をしてしまった。元々はNHKの製作したテレビドラマの映画化とのこと。テレビドラマの方は見たこともなかったので人物相関は全くわからないままのハゲタカ体験。
あらすじは日本を代表する自動車会社アカマ自動車が業績不振で中国系ファンドに敵対的買収を仕掛けられるという感じですか。それに対抗するべくかつてアメリカ系ファンドで日本企業買収でならしたハゲタカが迎え撃つ的な。途中、自動車会社のアホ社長が落ち着かなかったりアメリカの投資ファンドの社長が思わぬ展開に脂汗流したりと現実にありそでないよな映画としては支離滅裂っぷり。
テーマ自体は悪くないけど、映画の出来としては最悪とまでは言わないまでも下らん。まぁNHKだなという感じかな。派遣社員がなんか決起集会みたいなのをする場面で取材するテレビ局の人が「あの企業を敵に回すのはマズイ。あそこからの広告収入がなくなったらうちはやってけないだろ!」とか言う台詞はNHKならではだろうけど、それだけ。
企業買収というテーマにもうちょっとフォーカスした方が良かったというか。あれもこれもとテーマを入れすぎたのかな。あと、下らん人情物語というか浪花節というか冷めるわ。もっとドロドロ汚いもんだろ。会社の売り買いなんて。買う奴が何を考えてたとかそいつの生い立ちがとか正直どうでもいい。そういうのはスピンオフでもやってくれ。終り方もなんだそれって感じで。地球の危機だと思ってたら実は自分の内側にある悩みでしたみたいなレベルのね。
いきなりスケールダウンした感じで。結局は日本を買い叩きにきた中国をブチのめすわけでもなく、奴らは適当に逃げて事なきを得ましたという。最初の敵がどっか行って結局アメリカ叩いちゃいますという持って行き方も気に食わんな。最初の敵をしっかり叩いてナンボでしょ。映画なんだし勧善懲悪でいってもらいたいわ。安くない入場料払ってんだからスカッと終らせてよ。テレビドラマのノリでいかれると消化不良で。まぁ反米親中なのかな?結局最初の中国ファンドvs日本企業っていう構図が最後にはどっかいっちゃう時点でストーリー的にどうなのって感じ。
まぁ期待外れ。もうちょいスカッとするのかと思ったけど、これじゃ映画見たというよりスペシャルドラマ見たって感じしかしない。見に行かれる人はあまり期待されぬよう。

