仕事のことを書くといつも愚痴になってしまうのが悪い癖というか、いつも反省しているんですがまだまだ未熟なのだと開き直るわけです。さて、表題。自分は仕事が出来ると思っている人はどこの会社に行っても一部署に必ずいると思います。周りからもそう評価されている場合と勝手にそう思い込んでいるタイプとがいる。どっちでもいいんですが、こういう人と仕事をするのはやりにくいもの。
何しろ、プライドが高く自信家。少しでも意見を言おうものなら聞かないか反発するか。そして特徴的なのは社内の序列が頭にないので下であろうが上であろうが最初から自分より下位に置いて見下す癖があるのもこのタイプに多いのではないかな?自分は要領がいいから出世出来ると思っているから表面上は上に対して良い顔ばかり。取り入って出世しようという意図がありありなわけです。
まぁ男なら出世欲があっていいと思いますけど、それが前面に出過ぎて調和を乱したり自我を通したりしがち。ポストというのは限りがあってそのイスにはある程度ですが座る順番が決まってるもんです。要するに順番抜かしがしたいから暴走がちになるのも仕事が出来ると思い込んでいる人の特徴でしょうか。仕事がうまくいかないと「上が悪い」「こいつが働かないから」そんな発想になるんでしょう。
周りが数字を上げると「こいつとやってると自分の評価まで下がる」なんて考え出すようです。だからそれだけは回避しようと「自分はやってますよ。やってないのはあいつです」と周りにアピールを始めます。まずは同僚に、次に直属上司を飛び越してその上へ直接訴える場合も。もちろん口で言うだけではなく、何らかの自分に有利な情報なり材料を提示して説得しようとするわけです。「数字が出ないのはあいつのせい」だと。
ただ、社内で上司批判はよほどのことでない限りしてはならない。これは日本の会社組織の不文律です。これをするなら不退転の決意を持って(要するにうまくいかない場合は退職するくらいの覚悟で)実行するべきではないでしょうか。こういう問題を提起されると聞いた方はほとんど聞き流す事はありません。それは周到に材料を用意すればするほど。そうなれば批判の対象に事情聴取を始めます。「こんな話が出てるけど、どうなんだ」と。
ここで重要な事は、聞いた方は間違いなく批判側の意見を一方的に聞き入れるわけではないということです。必ず双方から話を聞いて問題点を洗い出そうとするはず。そこで困るのはむしろ誰かを批判する方です。多分批判された方は事実であれ気分を害するはず。相手が感情的になって反論してくれば最悪の事態になりますし、相手が冷静に自分の非がある部分を認めつつ自分の言い分を展開してくれば、今度は反撃される側になりかねない。
それに経験上言えば会社組織なんてのは、常に序列が上の言う事に耳を傾けるのが普通。批判をした側の意見が通る事なんて稀で、上司批判は自分の居場所を狭めるだけという結果になるのがオチ。何故なら、それが問題になったとき批判された上司は「悪かった。以後気をつける」と口では言っても、上司批判をする人間の評価は最悪でこれは余程のことが無い限り回復しないと思った方がいいです。出世する為にした上司批判が逆に出世の妨げになる最悪のケース。
このことが分かってない人って結構いると思う。敢えて言うなら批判された上司が感情的になって明白な業務妨害や嫌がらせをしてくるケースがあれば状況は好転するでしょうが、日本の会社組織ではだいたいの人が穏やかに実にアッサリ自分の非を認め「改善します」と謝ってくれたりするものです。ただ、それはその件に幕を引くだけの事で本質的には何も変わりません。むしろ、評価が下がる分仕事は今まで以上にやりにくくなるはずです。上司批判は言ったときは溜まったものが吐き出される快感に浸れるでしょうが、その後の後遺症は悔やんでも悔やみきれないほど大きい物です。
自分が能力的に勝っていると思っていても、会社が上司と認めた人はあくまで上司。実力主義だと言っても序列まで無視して良いものでない。そこを勘違いしている人がたまにいるんだな。出来る上司でも出来ない上司でも上司は上司。その人に評価してもらうのが出世の近道だという簡単な事が理解出来ない。直属の上司を飛び越えてその上に訴えたところで、その人そのものの評価なんてさほど変わりません。むしろ、訴えた側に対して「非常識な奴だ」という負のイメージしか与えないでしょうし、「こいつを昇格させたら厄介な事になりそうだ」と思われるのがオチでしょう。
会社組織で生きるとは自分の役割を理解することです。評価は周りがするもので、本人がするものではありません。自分の能力だけで何かができる自信があるなら起業をするしかないのでは?なんか「自分のフォローを何もしてくれません。数字が上がらないのはあの人がやらないからです」と言われても「あ、そう」としか思わないんだけど、とりあえず事情くらいは聞かないといけない(要するに事を荒立てなければならない)憂鬱にうんざりする今日この頃。そして当方もそんな批判にさらされてうんざりしているところです。
ちなみに「批判された上司」ってのは当方のこと(笑)当方の上司と面談をしていて「まぁお互い様だろうから。でも話に来た以上お前にも聞かないと仕方ないから。コミュニケーション不足なんじゃない?」とか言われてまた面倒が一つ増えたと考えたら白髪が一本増えた気がする。

